Haji Ugis(ウギス)氏プロフィール バリ、マデウィ在住。現在46歳。 17歳のころ、交通事故により、右脚断絶の危機となる。 しかし経済的に病院にい続けることが難しくなり、右脚を残したままの状態で退院。 それを治すことをキッカケにセラピストになった。 現在は大きな傷跡は目立つものの、普通に歩いて生活をしている。 ウギスは世界中からウギスに診てもらうために人が集まる、手技のスペシャリストである。 内臓疾患からうつ病まで何でも治す。 毎日祈祷にかなりの時間を割き、人々のために祈りを捧げる生活。 私達も祈りをこめられたお水をもらってきたので 新しいお水を加えながら、そのお水を絶やさないようにしている。 以下、ウギスが掲載された雑誌からの抜粋↓ 『バリ西南部マデウィに「マジックハンド」と呼ばれる凄腕の整体師がいる。 地元では知らない人がいない有名人である。 クタビーチなどでは偽者も出没しているらしい。 だがそのルックスは、海外のトリップで最も信用してはいけないタイプのそれである。 差し出された名刺には、古今東西ありとあらゆる施術療法が並んでいた。 「オレはそのへんの整体師と違ってプロフェッショナルである」という強気トークとともに 日記帳のようなノートを開いて見せてきた。 そこには施術を受けた人からの感想やお礼の文がつづられていて、なかにはセリエAローマ選手やイギリスの五輪水泳選手もいた。 ここで驚いたのはほとんどの人が、それぞれ1ページ以上もの文量を書き残していることだった。 バリでの通常のマッサージ価格に比べ、かなりの破格。 だがそうなると逆に試してみたくなるのが心情というもの。 施術をお願いすることにした。 その夜、約束の時間に訪れ、薄暗い部屋に案内されたボクは Tシャツを脱いでベッドに腰をかけさせられた。 同じく筋骨隆々の上半身をむき出しにしたウギスはボクの背後に回りこみ、背中にそっと両手を添えてきた。 暗い部屋に怪しげな中年男と半裸で2人きり。 しかも息遣いまで聞こえてきそうなその距離感。 なんとも夜には避けたかったシチュエーションだが、すでにすっかり、まな板の鯉。 彼はブツブツとお祈りを始めたのだが、祈りたいのはこちらの方だった。 施術が始まった。 整体好きの人はわかる通り、なかなかベストな施術には巡り合えないものだ。 ウギスはたとえば上から押すだけではほぐしきれない筋肉を ストレッチを絡めながらかゆいところに手が届くように見事についてくる。 まさにドンピシャ。 痛さもあるが、それ以上に今までどうしても押してもらえなかった肩の奥底の強張りが 見事にほぐされていく快感ったらない。 ひとことでいえば、バリ式オイルマッサージに整体やカイロをミックスさせた感じなのだが マジックハンドの異名は伊達じゃない。 肩、背中、腰、首、胸、顔ときて最後に頭。 こうして時間はあっという間に過ぎた。 再びお祈りの言葉が始まり、施術の終了を告げてきた。 翌日も再びウギスを訪ねた。 いったん信頼関係が出来上がると、実にナイスな男だということも分かってきた。 くだらないジョークを欠かさず、サービス精神も旺盛。 彼の技術をもってすれば、観光客溢れるクタやウブドでベンツに乗る生活も夢ではないだろう。 だがウギスはあくまでも静かな村・マデウィで家族と共に暮らす道を選んできたのである。』
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